新型コロナウイルスが猛威を奮っており、その被害はますます拡大し落ち着いた生活ができない日々が続いています。
そんな中、4月からお子さんの幼稚園や保育園が始まるご家庭もありますよね。
ですが、通う幼稚園が休園にならず…
- 本当は新型コロナが怖くて通わせたくないけど、周りの友達は普通に通わせるみたいだし、我が子だけ休ませると白い目で見られるかな…
- みんなと同じタイミングで通わせないと、友達が作れないような気がして不安。
- 幼稚園を休ませるべきなのか、どうしたらいいかわからない…。
このように悩んでしまいますよね。
これらは、つい最近まで我が家で実際に悩んでいたことなんです。
結果的には、休園にならないので自主的に休ませることに決めました。
ですがこの結果を出すために、夫婦で何度も話し合い、ぶつかり合い、本当に気が狂いそうでしたが、この決断をしてよかったと思っています。
「幼稚園に通わせるべきかどうか。周りの目も気になる。」と、同じ悩みを抱えている方は、一度読んでみてください。
この記事は「幼稚園に通わせない」ことを推奨しているものではありません。 我が家でこの結論に至った葛藤を記事にしたものです。
新型コロナウイルスで楽しみにしていた幼稚園へ行けない
我が家は4人家族で、妻は専業主婦の子供が2人。
4月から上の子が幼稚園に通うことが決まっていました。
幼稚園に通わせても、下の子がいるので妻は専業主婦のままなのですが、年少の歳になったら通わせようと決めていました。
今まで家にいた我が子が、初めて社会に出る幼稚園生活を夫婦で楽しみにしていて…
「お友達がたくさんできるかな」
「どんなことをして遊ぶのかな」
「初めての給食も楽しみだね!」
と、4月から通う幼稚園での楽しい生活が当たり前のように始まることを描いていました。
…ですが、事態は急変。
2020年2月から新型コロナウイルスが国内で猛威を奮い、感染者は日に日に増加。
そして、とうとう幼稚園の入園式前には、私たちが住む地域でも感染者が…。
今まで以上に緊張感、怖さ、不安が押し寄せてきました。
こんな中で子どもを幼稚園に通わせるのにはかなり抵抗があり…
「正直、入園式など先延ばしにしてほしい。できればコロナが落ち着くまで休園にならないか。」
と、強く願ってましたが、その想いは届かず…入園式が行われることに。
新型コロナウイルスが拡大する中、時間短縮による幼稚園の入園式
事前に「新型コロナウイルス対策をしながら入園式を行う」と園からお知らせがきました。
- 時間短縮
- マスクの着用義務
- 兄弟や両親以外の入室不可
など。
このような厳しい制限や対策は正直、ありがたく、晴れ舞台で子どものかわいい姿が見られるのは嬉しいと思う反面…
- 子供が感染したらどうしよう
- もしかしたらすでに感染していて周りの子に移すかもしれない
- 大変な思いをしてまで行うなら延期で良いのではないか
こんな不安が押し寄せてきました。
入園式当日、新型コロナ対策のため入室する前のアルコール消毒が徹底され、先生たちも必死に対策をしてくれるのが伝わり、とても嬉しく安心ました。
「先生たちも命がけなんだ。」
と、思うと本当に頭が上がりません。
ただ、式が始まると割と密集した状態にも関わらず、ドアや窓はすべて閉められ、換気がされません。
園長が登壇して話すときにはマスクを外すなど、少し残念な一面も。
あっという間に式は終了。なんとか無事?に終えたところで、住んでいる地域でさらなる感染者のお知らせが…。
もう目の前まで新型コロナが迫ってきていると思うと、怖くてたまりません。
新型コロナウイルスで自主的に幼稚園を休ませる不安
当分の間、幼稚園が休園にならない場合、自主的に休ませたいと思っていました。
- 新型コロナウイルスに感染する
- 逆に、周りの子に移してしまう
このようなリスクの中で、無理に通わせる必要はないと考えていたからです。
これは、妻が専業主婦ということもあり、幼稚園に通わなくても、今までの生活が変わらないという前提があるからです。
ただ、すぐに決断ができない自分もいました。
- 本当は新型コロナが怖くて通わせたくないけど、周りの友達は普通に通わせるみたいだし、我が子だけ休ませると白い目で見られるんじゃないか…
- みんなと同じタイミングで通わせないと、友達ができないような気がして不安…
- 幼稚園での遊びや学びに付いていけなくなるんじゃないか…
など、通わせないことで今後の幼稚園生活や周りとの関係性が悪化するかもしれないという『不安』から、なかなか決断ができませんでした。
妻はママ同士の関係もあり、「できれば通わせたい」という想いが強く、ここから長い話し合いか始まりした。
新型コロナウイルスで守るのは周りの目ではなく「子の命」
悩んだ末、出した結論は…
「幼稚園が休園にならない場合は、自主的に休ませる」
改めて「何より優先すべきものは子の命」と、強く感じたからです。
元気に生きてさえいれば…
- いずれは幼稚園に通える
- みんなと同じタイミングで通えなくて友達ができないのなら、別の幼稚園に行くこともできる
- 例え1年間休ませても、遊びや学びは家で教えられることもあるし、多少の遅れは十分挽回できる
これもすべて、新型コロナウイルスに感染することなく、元気で生きてさえいればなんとでもなることです。
新型コロナウイルスから子を守れるのは親だけ
我が子を守れるのは「親」だけです。
幼稚園に通わせて新型コロナウイルスに感染し、万が一…の結果になった場合、悔やんでも悔やみきれません。
どんなに悔やんでも我が子は帰ってきません。
そんな辛さを背負って生きていくくらいなら自主的に休ませ、出来る限りリスクを回避することが、親としてできる最善策だと思いました。
大袈裟かもしれませんが、そのくらい新型コロナウイルスは強力であり、感染してはいけないものなのです。
緊急事態宣言が出るほどのことなのですから…。
新型コロナウイルスで幼稚園を休ませるのは何も悪くない。我が子を守ろう
この記事では、私の想いや葛藤をありのままに書いてみました。
ご家族の状況によっては、休ませたくてもできない方もいるのは十分理解しています。
ですが、我が家と同じような状況で、無理に通わせる必要がないのであれば「休ませる」という選択も前向きに検討してみてください。
休む=悪いこと
ではありません。
今回ばかりは『守る』ことにつながります。
我が子が大切で新型コロナから守りたい強い想いがあるのなら、周りの目や子どもの数ヶ月の遅れは気にしないで。
もう少し、もう少しだけ踏ん張れば、また楽しい生活がやってくると願っています。